【温故知新という言葉の意味。大事だなと思いつつ、ちょっとセンチメンタルな気分になった30代のある日。】
家を整理してたら、出て来ました。
僕が美容師を始めて、初めて買った美容のテキストブック。
掃除を中断して、久々に読んでみる事に。
あるあるですよね〜、掃除の途中に懐かしのアルバムやら何やらが出てきて、中断して夢中になっちゃうやつw
美容業界の巨匠。of hairの古里オサムさんが監修した、テキストブック。「伝」っていう本です。
ちなみに、今はまた新しい「伝」が出てるみたいですけど、僕のは「伝2」っていうやつです。
読み始めると、、、
やめられない、とまらない。
今読み直しても、かなりタメになる。
この本を買ったのが、13、4年前で、、、当時僕は美容師1年生でして、美容の事はほぼ無知の状態でした。高校卒業して、通信で専門学校に通いながら、働いてたので、もう、お客様以上に、余裕で無知でした。縮毛矯正っていう言葉、知りませんでしたしね。(笑)
だから、僕の事を教えて下さった先輩方はとても大変だったと思います。で、本当に色々と要領が悪かったので、みんなと一緒に働いてても、なんかいつも孤立してる感じ。毎日、悔しくて悔しくて、何か他の人に勝てる事が無いかと考えて、とりあえずたくさん勉強しようと思いました。美容理論の勉強です。本当に何もわからない状態だったので、結構、先輩とかに突っ込んで聞いても、正直曖昧な答えが帰って来る事が多くwこういった分野だったら先輩や同期に勝てるなと思ったので、めっちゃ勉強しました。元々、化学とかは好きだったので、すんなり頭に入ってきたのは良かったです。
その時、初めて買ったテキストがこの、「伝」です。高いんですよ、この本(笑)確か1万円近くした様な。当時、給料10万ちょっとの自分からしたら、本に1万円掛けるには正直しんどかった所がありますね。まあ、買うって決めた時は生活の事なんて何も考えて無かったですけどw
でも、確実に元は取れるくらい読んだし、頭に入れました。結果、めっちゃ自信に繋がりました。勉強した事を、お客様との会話に盛り込んだりして、プロとしての自覚を身に付けました。売上とかにも繋がってたし。当時の店長に褒められた時は、本当に嬉しかったですね。
この本のすごい所は、頭の骨格を細かくZONEとして考えて、そこから落ちる髪の特徴を細かく解説してくれて、更にサイエンスの部分でもかなり細かく解説してくれてる所です。
当時の僕にとっては、どの解説も本当に新鮮でした。かなり勉強させて頂きました。
何気無い、たった一冊の本ですが、この本から僕の美容師人生が始まったと言っても過言ではありません。
っていうか、本を読み直して今改めて思いつく発想や発見があるっていうのが、すごいなと思います。
この本が出て、既に10年以上経ちますが、時代の進化だったりで、色々と変わって来てるところもあるはず。でもその中で、古い物から新しい事を発見出来るのも素晴らしいと感じます。
正に、温故知新とはこの事なんでしょうか。
懐かしい本を発見し、読み直してみて、、、
新たな知識だけでは無く、自分の、当時の「想い」みたいな部分とも向き合う事が出来、ちょっとセンチメンタルな気持ちになりつつ、また頑張ろうと思った、そんな夜でした。ちゃんちゃん♪
hair&make flor
stylist 中山栄一
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