【新社会人、就活、研修を控えてる方に向けてのカラーの話。知っておいて欲しい事☆】

今日も大分冷えますね。

50年ぶりくらいの寒波が来てる様です。

色々なウィルスが流行ってもいるので、自己管理を怠らない様、気をつけましょう。

(かくいう、僕も風邪気味ですが…)


さて、今回はというと、、、

これから就活!研修!4月から新社会人!という方に向けてのカラーに関するお話です。


こういったワードが並ぶと、多くの美容師さんは「黒染め」というワードを思い浮かべると思います。

最近、お客様の中でも時期的なところもあり、そういった理由で「黒染め」をオーダーする方は多いです。ですが、その中で非常に多いのが、黒染めはしなければいけないけど、
  • 暗過ぎるのは嫌
  • 重く見え過ぎるのは嫌
  • 次回明るくするのに邪魔になるのは嫌
etc…

というオーダーが非常に多いです。新社会人を迎える方でも、そんなに厳しくない会社だけど、最初の印象が大事だから〜という理由で、黒染めされる方は多いでしょう。

で、出来れば全てを叶えてあげたいのが美容師だと思うのですが、正直限界はあります。なので、僕としてご提案させて頂くのは、

そのオーダーの中で現在どれが一番優先なのか?という事。

大体の方が、そういった理由であれば先ず暗くする事だと言います。なので、暗くする事は最優先にします。でも、その中でも〜という意見も、出来るだけ叶えたいのでそういったエッセンスも織り交ぜる様なカラーを提案します。

こんな感じですね☆

ちなみに、染める前はこんな感じでした。

before

after


その環境によって、許されるカラーの明るさは異なって来ると思いますが、これくらいの明るさであれば問題ないと思います。

先ず、優先的に暗く。で、先程言った様にディティールの所でもエッセンスを織り交ぜる様に、色味も入れてます。今回はアッシュを濃い目に入れてます。色味を入れる事により、ただ単に暗くする「黒染め」では無く、

充分ファションとしても楽しめる「黒染め」になります♪


ただ、この様な暗めの中に柔らかい色味を出すには、ある程度条件があります。その条件とは、アンダー(染める前の状態)がある程度明るい状態である事です。
というのは、髪が明るい状態であるという事は、人間が持つ色素のメラニン色素がある程度削られてる状態だからです。そこまで明るく無い状態だと、メラニン色素が邪魔をして、狙った様に発色しません。絵の具で溶かした黒い水と、絵の具で溶かした黄色い水に、同じ青い色を混ぜたらどっちが鮮やかさが残る色になるかと言ったら、黄色い水ですよね。そんな感じです。


ある程度明るい状態と言ってもわかりにくいと思いますが、上のbeforeの写真を参考にして頂ければと思います。逆のパターンでも同じです。地毛の黒い髪から、こういった色味を出すにも、メラニンが邪魔をして中々思った様な仕上がりにならない場合が多いです。アンダーの状態がとても大事なんです。それでも、カラー剤の進化もあって、近付ける事は出来ると思うし、どちらも髪質が柔らかい人だと綺麗に出るかもしれませんね。



黒染めをするにあたって、「次に明るくする時に邪魔にならない様に」という所に関しては、状況によりますが、

僕は正直、難しいと考えます。

というのは、暗くするレベルの話で、ある程度の暗さにするには結構濃い色味を使うからです。薬剤の濃い色味は、メラニン色素とも違い、削るのが難しいんです。ブリーチや脱染をするとなると、また別ですが。よく聞くのが、前のお店で黒では無いが、ダークブラウンにしたから、明るくなりやすいはず。という事も聞きますが、そのダークブラウンもどの程度のダークブラウンなのか?ダークブラウンにする前の状態の髪の明るさはどれくらいだったのか?それにより、使用する薬剤も変わって来るので、黒染めでは無かったから大丈夫!というワケではありません。

薬剤による、色素はなかなか抜けにくいんです!

それでも、なるべく叶えてあげたいんですけどね^^;

この様に、「黒染め」をする前に知っておいた方がいい事。暗めにするのであれば、その中でも出来る事。というのを少しでも参考にして頂ければ幸いです。


でも、僕は暗めのこういう感じの色は、ファッションとして非常に好きです^ ^
オシャレとしても是非、オススメします☆


では!


hair&make flor
stylist 中山栄一
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フリーランス美容師。中山栄一。 現在は、hair&make flor に所属しております。 個人で、服も売ったりしてます。 人の笑顔を作る「美容師」という仕事に、誇りを持っています。自分の力で、少しでも色んな方々の力添えになれればと思います。

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